春物の入荷が止まらない店内ですが。
まだまだしっかりとご紹介させていただきます。
本日は山形のニットファクトリー"奥山メリヤス"によるBATONERから。
BATONER - DEGREASE CREW NECK KNIT [BEIGE]
スウェットライクなコットン100のクルーネックプルオーバー。
まず特徴的なのは、通常思い描くような一般的なスウェットとは明らかに異なるそのタッチ。
こちらは多本取りした空紡糸を限界まで度詰めで編み立てた編地。
さらに商品名に「DEGREASE = 脱脂」とあるように脱脂加工を施すことでドライでハリ、コシのある質感に仕上げています。
乾いた質感のある程よく肉厚なカットソーといったような質感です。
その乾いたような質感からも想像できるように、吸湿・速乾に優れた機能的な生地は春夏にもピッタリ。
ハリ、コシがあって綿100でも伸びが出にくい形態安定性も◎
そしてこのサイドの切り替え。
王道スウェットの伝統的デザインを独自の技術でモダンに昇華したディテール。
よく見ると、縫製でなく編み続きによる切り替えになっています。
そしてそこ以外の袖や裾もリブのように見えて実は全て編み続きでの切り替えという驚きの作り…。
パッと見の見え方や使い勝手はスウェットなんですが、こちら実は分類としては「ニット」なんです。
ここにニットファクトリーとしての真髄が見て取れます。
コレクションの中でもつい唸るアイテムです。
BATONER - DEGREASE CREW NECK KNIT [BEIGE]